台風接近のニュースが毎週のように流れます。台風や地震などによる自然災害の被害が報じられると、いち早く被災地に駆けつけるのが、強引な勧誘→高額の修理工事を契約▽保険金の請求を持ちかける→多額の手数料を要求などと、被害に便乗する詐欺的商法の面々です。人の不安や弱みに付け込む悪辣な手口は許せない!と、Twitterユーザーが撃退法を投稿し、話題になっています。
玄関に訪問者。
男性「あのー、ちょっといいっすかー?屋根の瓦がー、ずれちゃってんすけどー」
私「あら!ありがとうございます!実家が材木屋なので、さっそくお得意さんに見て頂きます!」
男性「あー…」(立ち去る)
実際にあったという業者とのやりとりを公開したのは、チンドン太鼓・パーカッション奏者、歌手、箏曲家のこぐれみわぞうさん。自身のアカウント(𝙼𝚒𝚠𝚊𝚣𝚘𝚠こぐれみわぞう@koguremiwazow)でつぶやくと、「うちの実家にも来た」「屋根登って写真撮って来てあげますよとか言って、自分で剥がして写真撮る様な輩達です」「子どもの頃から「父が建築業なので、大丈夫です」これで終わり…」などのコメントと5万あまりのいいねが付いています。投稿者に聞きました。
ーこのやりとりは
「台風が東京に近づきつつあった9月19日の夕方でした。束の間の晴れ間を狙ったのでしょうか、男性が玄関先に現れました。インターフォンで応答したところ、モニターには、金のネックレスのワイルドな風貌の男性が映り、見るからに怪しい雰囲気だったので、初めから警戒態勢で応対できました」
ー別のツイートによると、「材木屋の娘」とか
「材木屋の商売にはまったく関与していませんが、『実家が材木屋なので』という返答が自然に出ました。木材商の祖父と父に本当に感謝しています。私があまりにも明るい声で応対したものですから、一瞬戸惑った後、あっさり引き下がりました。男性がわが家を去った直後、土砂降りになりました。私は無神論者ですが、お天道様は見ているということでしょうか」
ーツイートへの反響から、あらためてこの手の業者による被害の深刻さが伝わってきました
「訪問販売は、業者にとっておいしい話、つまり消費者は大きく損をする可能性の高い話です。だからこそ仕事をとるためにわざわざ一軒一軒周るのだろうと思われます。そもそも見ず知らずの人がアポもとらず、こちらの都合も構わず一方的に訪問してくるわけですから、最低限の応対で済ませ、相手の会話に引きずり込まれないようになさると良いかと思われます。金ネックレスの彼はぜひ、人様に喜ばれ感謝されるお仕事に就いていただきたいと願うばかりです」
ー皆さんがこの会話で撃退してほしいですね
「台風通過後は少なからずこの手の訪問販売が増えるかと思い、皆さんへの注意喚起になればと思いツイートをいたしました。多くの方々に情報が届いたようでとてもうれしいです。インターネットになじみのない世代の方々を助けながら、被害を最小限いえゼロにできれば最高です。みんなが助け合い、楽しく健やかに生きていける社会をいつも願っております」
こぐれみわぞうさんは3歳で箏曲を始め11歳で師範名取。阪神・淡路大震災での被災地活動で知られるソウル・フラワー・モノノケ・サミットでチンドン太鼓奏者としてデビュー。東日本大震災を機に歌手としても活動を始め、日本では希少なイディッシュ(東欧ユダヤ言語)歌謡や、ブレヒト・ソング(20世紀前衛演劇を代表する劇中音楽)などで話題を呼びました。
2020年、「三文オペラ」の全歌曲を一人五役で歌い上げ、2022年8月にドイツ・ハンブルクの演劇祭にてミュージカル「TIME The 4th SEASON」でゲスト出演。2022年11月、神戸・三宮でブレヒト・ソングのライブを予定しています。
(まいどなニュース・竹内 章)
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