<ふわり阪神>市街地の真ん中に豊かな緑 西宮神社「えびすの森」

2021/09/15 05:30

市街地にこんもり。緑豊かな「えびすの森」=西宮市社家町

 商売繁盛の神「えびす様」を祭る総本社で、新年の神事「福男選び」でも全国に知られる西宮神社(兵庫県西宮市社家町)。見下ろせば、ビルや酒蔵が立ち並ぶ市街地の中に、境内の「えびすの森」が浮かび上がった。 関連ニュース 江戸時代から残る社務日記「御社用日記」を虫干し 西宮神社で一般公開 梅雨空に大輪しっとり 西宮神社でハナショウブ見頃 尼崎で新たに8人感染 10歳未満が3人

 鎮守の森として本殿を取り囲み、敷地の約3割を占める。太平洋戦争の空襲で一部焼失したが、戦後間もなく氏子らの植樹で復活した。
 1961年に県天然記念物に指定。周辺は宅地化され、外来植物の侵食にさらされつつも、住民や研究者らが協力して守っている。
 ガタン、ピュイ、ゴトン、ピュイ…。野鳥のさえずる音楽に調子を合わせるように、阪神電車の音がこだました。にぎやかな森はやっぱり、ふくよかな「えべっさん」の笑顔を想起させる。(斎藤雅志、安藤文暁)
    ◇
 小型無人機(ドローン)で上空から阪神地域の各地を巡り、写真と動画でまちの魅力を伝えます。ドローンで撮影したら面白そうな建造物や町並み、自然の景観に関する情報のほか、学校やサークルでつくる人文字などの依頼を、読者の皆さんから募ります。阪神総局(TEL0798・33・5541、ファクス0798・23・0302、メールhanshin@kobe‐np.co.jp)までご連絡ください。
【バックナンバー】
山頂に浮かぶ「北極星」 川西・能勢妙見山の「星嶺」

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ