カズノコのパック詰め、最盛期迎える お歳暮用など170万本超を加工 西宮

2021/11/19 05:30

1つずつ丁寧にパック詰めされるカズノコ=西宮市鳴尾浜3、協同食品センター

 正月のおせち料理に欠かせないカズノコのパック詰め作業が、コープこうべのグループ会社「協同食品センター」(兵庫県西宮市)で最盛期を迎えている。加工本数は170万本(約30トン)を超え、兵庫県内などのコープこうべ全149店舗のほか、お歳暮用や宅配注文用を出荷する。 関連ニュース 【動画】おせちの定番カズノコ お正月を前に出荷ピーク 【写真】甲板埋め尽くすカニ、カニ、カニ… ズワイガニ漁解禁「品質は十分」 「ほぼカキフライ」待望の復活 魚のすり身などで味や食感を再現 カネテツ

 同社では、カナダの太平洋沿岸で水揚げされたニシンの卵を使用。現地で塩締めし、中国で大きさを選別した後、西宮の工場に運ぶ。約50年前から、薬品を使わない無漂白カズノコの開発を進めており、黒皮は手作業で除去。今月1日から、連日15~20人態勢でパック詰めなどを行っている。
 商品部の中塔博之さん(34)は「新鮮な無漂白カズノコで、本来の風味と食感を楽しんで」としている。100グラム1580円など。コープこうべくらしの情報センターTEL0120・44・3100
(浮田志保)

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