「4年後、8年後はペアでメダルを」五輪フィギュア団体銅の三浦選手 出身の宝塚市が特別賞
2022/04/15 19:31
「宝塚市特別賞」を受け取った三浦璃来選手=宝塚市役所
兵庫県宝塚市がスポーツや文化面で顕著な功績があった市民に贈る「市特別賞」に、北京冬季五輪フィギュアスケートで銅メダルを獲得した同市出身の三浦璃来選手(20)=木下グループ=が選ばれ、15日に市役所で表彰式があった。
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三浦選手は宝塚小学校、御殿山中学校、大阪府内の向陽台高校を経て中京大学に在学中。木原龍一選手(29)=同=と「りくりゅう」の名でペアを組み、北京冬季五輪団体戦ではショートプログラム(SP)とフリーで2位になるなど、日本の銅メダル獲得に貢献した。個人戦でも7位となり、日本勢初の入賞を果たした。
この日、三浦選手は職員らに拍手で迎えられ、笑顔で登場。山崎晴恵市長は花束などを手渡し「宝塚出身の選手が世界で活躍していることは子どもたちの大きな目標となる。これからも活躍を」と激励。三浦選手は、大好きなネコをモチーフにした直筆のサインを贈った。
三浦選手は五輪で「女性の強さ」を表現するため、後半も疲れを見せないよう意識して練習したという。「いつ着地するのか、今は何回転目なのかを常に考えながら演技した」と振り返り、「4年後、8年後にはペアの個人戦でメダルを取れるように頑張りたい」と抱負を語った。(浮田志保)