「形や甘み、バランスよく上出来」 名産の桃“日川白鳳”収穫ピーク 川西・加茂地区

2022/06/14 05:30

あでやかなピンク色に色づき、収穫のピークを迎えた桃=川西市加茂4

 兵庫県川西市名産の桃の収穫が、ピークを迎えている。ピンクと白のグラデーションが青空に映え、丸みを帯びた実を、栽培農家が一つ一つ手摘みしている。(久保田麻依子) 関連ニュース 甘みたわわ 手触り滑らか 川西で桃の収穫始まる 青空に桃の花鮮やか、川西市で満開 果実は6月上旬に収穫 桃のリキュール初製造 自然な香りや色、優しい甘さ魅力 神戸ワイナリー

 市南部の加茂地区などは、県内有数の早生桃の産地で知られ、約40戸の農家が「日川白鳳(ひかわはくほう)」を中心に育てている。贈答用のほか、京阪神地区の直売所などに出荷する。
 加茂地区で約50本を育てる山口義典さん(60)は5月上旬に実の袋かけを行い、6月上旬から収穫を始めた。1本の木から、多くて270個を摘むことができるという。今年は少雨傾向のためやや小ぶりというが、山口さんは「形や甘みのバランスが良く、上出来な仕上がり」と話す。収穫作業は6月下旬ごろまで行う予定。
 22日午前10時からは、アステ川西(同市栄町)で即売会が開かれる。整理券は当日午前8時から配布する。市産業振興課TEL072・740・1164

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ