「燃えよ剣」の原田監督 「姫路は古き良き時代が残る街」FC20周年記念の催しで登壇

2021/11/14 05:30

「燃えよ剣」の上映後に舞台あいさつをする原田真人監督=アースシネマズ姫路

 映画やテレビ番組のロケ誘致や撮影支援などを行う「姫路フィルムコミッション(FC)」の発足20周年を記念したイベントが13日、兵庫県姫路市駅前町の映画館「アースシネマズ姫路」などで開かれた。姫路が撮影地の一つに選ばれた公開中の映画「燃えよ剣」の上映や、メガホンを取った原田真人監督の舞台あいさつなどがあり、約1100人が映画の世界に浸った。(山本 晃) 関連ニュース 神河町長選16日告示 現職と新人2人が立候補表明 ワクチン3回目接種 兵庫県、2カ所に大規模接種会場を設置へ 管楽器経験者ら48人、音重ねる喜び懐かしむ 明石市民会館で合奏


 同FCは2001年、市と民間団体が共同で立ち上げた。姫路城や好古園、書写山円教寺を中心に、トム・クルーズさん主演の映画「ラストサムライ」やNHK大河ドラマなど、これまで1900件を超える作品に協力してきた。
 「燃えよ剣」では姫路城のほか、亀山本徳寺や林田大庄屋旧三木家住宅など市内の名所でロケが行われた。原田監督は上映後のあいさつで、姫路の街を「古き良き時代が残る場所が多い」と評価。姫路でのロケは2017年制作の映画「関ヶ原」以来となり、「役者たちも場所になじんで演じてくれた。また撮影で訪れたい」と語った。
 姫路市神屋町の「アクリエひめじ」では、FCが撮影に協力した映画のポスターや撮影風景の写真を展示。俳優らから人気の「ロケ弁」の販売もあり、多くの参加者が足を止めた。
 原田監督のサイン入りのクリアファイルが抽選で当たった会社員女性(50)=姫路市=は、知人の会社員女性(52)=同市=と参加。女性(50)は「原田監督が姫路に愛着を持ってくれていると感じ、市民として誇らしい。ファイルも大切にとっておきたい」と笑顔だった。
 イベントでは、原田監督と清元秀泰姫路市長のトークショーや映画のアクションシーンの実演会などもあった。

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