河内家菊水丸さん、姫路ふるさと大使に　姫路城の世界遺産登録３０周年へ「記念音頭つくりたい」

　兵庫県姫路市は、国内外に地域の魅力を発信してもらう「姫路ふるさと大使」に、伝統河内音頭の継承者、河内家菊水丸さん（５９）を任命した。清元秀泰市長から任命状を受け取った菊水丸さんは「頑張って姫路をＰＲしたい」と意気込みを語った。 関連ニュース ふるさと納税３千万円で…返礼品は姫路城の「一日城主」　ヘリで送迎「永久入城権」も 【写真】過去に開催された「姫路ゆかたまつり」 華やか大名行列、白亜の天守を背景に　姫路お城まつり、３年ぶりパレード

　菊水丸さんは大阪府八尾市出身。毎年６月に開かれる「姫路ゆかたまつり」の時期に合わせ、長く姫路で独演会を開いているほか、市内のイベントにも数多く出演していることから就任が決まった。
　姫路市西駅前町の姫路キャスパホールで就任式があり、菊水丸さんは長年交流がある同市に感謝し、「（大使として）何か形になるものでお返ししたい」と話した。来年、姫路城の世界遺産登録から３０周年になることを受け、「ぜひ３０周年記念音頭をつくりたい」と早速、大使としての「公約」を発表し、会場を沸かせた。（山本　晃）