「千姫」イメージ華やかな光 24日から姫路城でナイトイベント 大天守や二の丸広場で

2022/10/23 05:30

千姫の姫路城での幸せな暮らしを色とりどりの光で表現した二の丸広場=姫路市本町

 夜の世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市本町)を彩るイベント「シロノヒカリ 千の願い、月への想い」が24日、同城の有料区域で始まる。姫路城主・本多忠政の息子忠刻(ただとき)の妻で、同城で結婚生活を送ったとされる千姫の生涯をテーマに、大天守や二の丸広場などを華やかな光で照らし出す。 関連ニュース 姫路城の外国語ガイド、2年半ぶり再開 訪日客「歴史的背景分かり面白かった」 「白鷺城」お膝元「シラサギ」に泣かされ… 姫路城近隣に巨大な「楽園」 ふん害でも追い払えない理由 姫路城周辺を巡って「ロゲットカード」ゲットしよう 観光地のコレクションカード配布開始

 夜の姫路城の魅力を発信し、滞在型観光の推進を図ろうと市が企画した。
 照明が落ちた備前丸では、ミラーボールが反射する青と黄の光を大天守や地面に当て、星空の中にいるような幻想的な空間を演出。二の丸広場では姫路城での千姫の幸せな暮らしをイメージし、石垣や樹木を色が変化する光でライトアップする。
 姫路城管理事務所の担当者は「家族や恋人など大切な人と心に残る時間を過ごしてほしい」と話した。
 11月6日まで。午後6時~9時(入城は午後8時半まで)。大人千円。小学生から高校生は300円。同事務所TEL079・285・1146
(田中宏樹)

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