北条鉄道の列車貸し切り ふるさと納税返礼品に登場 加西市

2021/04/17 05:30

貸し切り列車で開かれたコンサート(北条鉄道提供)

 イベントなどに使える北条鉄道の列車貸し切りチケットが、兵庫県加西市のふるさと納税返礼品に登場した。北条町駅(同市)-粟生駅(小野市)間の13・6キロを往復で運行し、車内でのコンサートや結婚式、事業所の行事などに活用できる。列車貸し切りを返礼品とするのは県内で初めてという。 関連ニュース 旧国鉄北条線の脱線事故から76年 慰霊碑前で犠牲者追悼 実業家の前沢さんが市川町に500万円寄付 「お金配りプロジェクト」で 植物銘板に愛のメッセージ 「あじさいフローラみき」が募集

 貸し切りチケットが返礼品となる寄付額は7万5千円▽同音響付き9万円▽往復後1時間停車付き8万円▽同音響付き9万5千円。
 往復に必要な時間は約1時間で、音響付きではマイクやCDプレーヤー、スピーカーが利用できる。列車はボックス席ありやロングシートのみの3両から選べる。
 同鉄道は、法華口駅に行き違い装置を整備し、昨年9月から運用を開始。以前から貸し切り列車の運行はしているが、増便が可能となり、新たに返礼品に登録した。貸し切り列車の運行時間もある程度、選べるようになっている。
 同鉄道は、貸し切り列車の利用について「それぞれ自由なアイデアで楽しんで使ってほしい」と話している。同鉄道TEL0790・42・0036
(小日向務)

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