約１万５千株が広がるアジサイ園「あじさいフローラみき」（兵庫県三木市別所町高木）は、植物名を記した銘板に、プロポーズの言葉を入れる取り組みを始めた。愛を誓うメッセージを形に残し、「あじさいフローラを思い出の場所として利用してもらうようになれば」と担当者は期待を込める。
同園は市の新たな観光名所を目指し、昨年６月に開園した。メッセージ企画は、指定管理者「グリーンシステム」の毛利卓司さん（４９）が発案。植物名を書いた銘板に市民らから募ったメッセージを掲示し、さらなる来園を促す。
メッセージは、プロポーズ・告白のほか、子どもの生誕祝いや結婚記念日の言葉も可能。複数の定型デザインを選択した上で、オリジナルのコメントや名前を銘板に刻む。企業向けもあり、メッセージの内容は自由。企業名や商品名を入れることができ、広告としての利用を想定する。
銘板は６月中旬～２月中旬の掲示を予定し、申請者には事前に設置場所を知らせる。撤去後、希望者には銘板を送付する。
毛利さんは「ここが『思い出の場所やねん』と両親が子どもに紹介する姿が将来見られたらうれしい。記録にも記憶にも残る場所にしたい」と話している。
一般向け１万２千円、企業向け１万５千円。同園インフォメーションかメールで申請書を受け取り、５月８日までに提出。あじさいフローラみきＴＥＬ０７９４・８６・１２５０
（篠原拓真）
