地元産もち麦を使った料理コンテスト 小野高1年・藤井さんがグランプリ 特産化進める加東で企画

2021/10/03 05:30

グランプリに選ばれた「ふわふわとろとろもち麦ご飯」=加東市社

 兵庫県加東市のもち麦生産者やJAみのりなどでつくる同市もち麦活用協議会は2日、同市産のもち麦を使った料理コンテストを市役所で開催した。市内外から応募があった計215点の中から5点のメニューを選出。最終審査に臨んだ4人がオリジナルメニューを調理しグランプリを競った。 関連ニュース 5000円サポート券、明石市長が専決処分 「議会軽視」批判相次ぐ 古い映画館イメージした内装人気 こだわる味と癒やしの空間を シネマコーヒーロースターズ 夜の河川敷にデジタルアート 「加古川リバーライト」10日から一般公開

 もち麦は、コレステロール値を低減させる食物繊維を含むとされ、健康食材として注目されている。同市はマルヤナギ小倉屋、JAみのりと連携し、特産化を推進。同協議会では市産もち麦をPRするため料理コンテストを企画した。
 1次審査は9月に実施。書類審査で上位5点を選んだ。この日の最終審査では1人が欠席、4人が独自メニューを調理した。日本旅館協会日本料理顧問の大田忠道さんが審査委員長となり、JAみのりの関係者らも実食。見栄えや独創性などを基準に上位3位を決めた。
 結果は、小野高1年の藤井萌杏那さん(16)の「ふわふわとろとろもち麦ご飯」がグランプリに輝いた。長芋の中にもち麦を混ぜた料理で、「のどごしが良く、おふくろの味」と大田委員長は評価。準グランプリと3位はともに同高の井上和奏さんの「和風もち麦オムライス」、小牧令奈さんの「もち麦の和風ゼリー」が選ばれた。
 3位までのレシピは今後、市の広報紙に掲載するなどし、同産もち麦PRに活用していく。(中西大二)

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