播州成田山で七五三参りがピーク 市内外から1日40組前後の親子
2021/11/07 05:30
茅の輪をくぐる子どもら=西脇市小坂町
兵庫県西脇市小坂町の寺院「播州成田山」で七五三参りがピークを迎えている。境内には、厄をはらう茅の輪や開運出世を願う「当(あた)り矢」を設置。子どもの健やかな成長を願い、市内外から1日30~40組前後の親子が訪れるという。
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同寺では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年から七五三参りを予約制で実施。受付開始時期を例年より2カ月ほど早い9月から始めるなど、参拝客の分散を図ってきた。
6日も多くの家族連れが訪れ、加東市の会社員の男性(35)は、紫と青色の羽織をまとった長男(5)と次男(3)を連れて参拝した。2人は直径約2メートルの茅の輪を笑顔でくぐり、家族で記念撮影。その後は祈とうを受け、破魔矢と千歳(ちとせ)あめを手にした2人の姿に、男性は「たくましく元気に育ってほしい」とほほ笑んだ。
同寺の七五三参りは最も予約が多い日で、1日で50組近い親子が訪れるという。笹倉照暉(しょうき)主管(43)は「少子化の時代にも多くの人に訪れてもらい、ありがたい」と話した。(伊田雄馬)