経済
今年のバレンタイン、トレンドは? こだわり動画、オンライン企画…おうちで一息
バレンタインデーが迫り、兵庫県内の洋菓子メーカーや百貨店が、商品開発者らのこだわりを伝える動画やオンライン企画など、新型コロナウイルス禍による外出自粛に対応した商戦を繰り広げている。
熱い思い知って-。洋菓子大手のモロゾフ(神戸市東灘区)は、外出を控えてオンラインで購入する人らに向け、開発担当者らが商品の概要を解説する動画を初めて制作した。インタビュー形式で進行し、チョコレートを半分に割った断面を見せるほか、材料や製法、パッケージの特徴などを説明している。
同社のホームページで公開。広報担当者の栢由起子さん(35)は「従来は百貨店などで来店客に直接、説明していた。今年はお店でも、短時間で買い物を済ませる人が多いだろう。動画を見て、開発の裏側や担当者の意気込みを知ってほしい」とする。
自宅で過ごす時間を楽しく-。洋菓子メーカーのエーデルワイス(同市中央区)は、展開するブランド「アンテノール」で、仕上げのデコレーションを楽しむ新商品「ガトーショコラ・クラシック」を発売した。
直径約12センチのチョコレートケーキに、付属のシート越しに粉砂糖をふると、ハートマークなどの模様が浮かび上がる。1566円。同ブランドのオンラインショップなどで販売している。
バレンタイン催事「ショコラプロムナード」を開催中の大丸神戸店(同)。「巣ごもり」向けに、チョコレートだけでなくスナックやバターサンドなど幅広くスイーツをそろえた。会場は混雑を避けるため、例年よりも出店ブランドを約2割減らして通路幅を拡大。イートインスペースも広げ、間仕切りを設けた。商品カウンターには、飛まつを防ぐビニールシートを置いた。
大丸松坂屋のオンラインショップでは、バレンタイン限定商品を含め、取扱商品のブランド数を前年の約170から約3割拡大した。神戸阪急(同)も催事「バレンタインチョコレート博覧会」を開催している。
モロゾフTEL078・822・5533
アンテノールTEL0120・004280
大丸神戸店TEL078・331・8121
神戸阪急TEL078・221・4181
(三島大一郎、中村有沙)
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