経済
森の中の仕事場いかが 六甲山上に共有オフィスがオープン
六甲山上のビジネス交流拠点となる会員制の共有オフィス「ROKKONOMAD」(ロコノマド)が26日、神戸市灘区六甲山町にオープンした。一帯を創造性が発揮できるビジネス空間にする神戸市の「六甲山上スマートシティ構想」の一環。都市部では味わえない豊かな自然を舞台に、新型コロナウイルス禍での新たな働き方を提案する。(大盛周平)
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新オフィスは、神戸ゴルフ倶楽部近くの敷地(約2100平方メートル)にあり、企業の保養所だった個人所有の物件を改装した。市の公募で選ばれた共同事業体が物件を借り上げて運営する。「六甲」と、場所を問わない働き方を意味する「ノマド」を合わせた造語から命名した。
メイン棟は2階建てで、木材をふんだんに使ったレトロな雰囲気。ワークスペースとテレビ会議用の個室を備え、寝室を複数用意した。宿泊可能な木造コテージ2棟もあり、3棟それぞれにキッチンなどを配備している。コンセプトは「森の中の泊まれるシェアオフィス」。光回線やWi-Fiなど市街地と同等のインターネット環境も整備した。
個人利用や企業の研修なのほか、芸術家らに2~4週間滞在して創作活動をしてもらうなど、多様な目的で利用してもらう考え。ロコノマドの利用者を支援する常駐マネジャーのヤンセン尚子さん(46)は「海からすぐ山があるすごく貴重な場所で、気分転換しながら仕事をしてもらえれば」としている。
「ロコノマド」のホームページからメール登録し、実際にスタッフらと施設の内覧会に参加。審査を経て会員登録する。入会金1万1千円(4月中は5500円)。月4回の個人利用6600円など。
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