経済
エイチ・ツー・オー、神戸阪急など改装に100億円投資 万代と提携、食品強化
阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは28日、神戸阪急(神戸市中央区)のフロア改装について、高槻阪急(大阪府高槻市)と合わせて計100億円を投資する方針を明らかにした。2022年度から改装に着手する。(横田良平)
同日発表した21年度から3カ年の経営計画に盛り込んだ。両店は百貨店事業の再建店舗と位置づけ、神戸阪急は「都市型百貨店としての標準的な商品力に加え、神戸らしさを取り入れた特徴的なフロアを構築する」とした。投資額の内訳は公表しない。
現在は、婦人服や服飾雑貨など商品別の構成だが、衣料品と生活用品を同時に陳列するなどライフスタイル提案型のフロア構成への刷新を図る。神戸阪急は19年10月に開業し、地下の食品フロアの改装を済ませている。
また、H2Oは同日、関西でスーパーマーケットを運営する万代(大阪市)と包括業務提携することで基本合意したと発表した。H2Oは食品事業を「第2の柱」として強化する方針を掲げており、万代との提携によって同事業の展開を加速させる狙いだ。万代は関西で156店舗を運営。H2Oもスーパーを展開している。H2Oの荒木直也社長は「コンビニなど他業態との競争などで危機感を共有した」と提携の理由を説明した。
◇ ◇
H2Oが同時に発表した21年4~6月期連結決算は、純損益が62億円の黒字(前年同期は61億円の赤字)だった。新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言で百貨店事業は苦戦が続いたが、固定資産の売却益が貢献した。売上高は1142億円、経常損益は9億円の赤字だった。
兵庫県内百貨店の売上高は次の通り。
神戸阪急=前年同期比44・9%増の57億4200万円▽西宮阪急=31・8%増の42億700万円▽川西阪急=15・7%増の24億7500万円▽宝塚阪急=17・2%増の15億2600万円▽三田阪急=92・4%増の2億100万円▽あまがさき阪神=9・9%増の6億1700万円▽阪神・にしのみや=6・6%増の9億4千万円▽阪神・御影=20・0%増の9900万円
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