経済
水にぬれても破れず、アウトドアに人気 クリーニングタグの素材「耐洗紙」使ったメモ帳
クリーニング店から戻った衣類に取り付けられているタグの素材「耐洗紙(たいせんし)」を使って、兵庫県尼崎市のメーカーが、水にぬれても破れないメモ帳を開発した。アウトドア愛好家らに「急な雨の日も使える」「あのタグ、こんなに丈夫だったの?」と支持され、10月下旬にはひもを通してぶら下げられるタイプを追加する。(中務庸子)
ブランド名は「TAGGED(タグド)」。1970年創業のクリーニングタグメーカー、共生社の槙野雅央社長が2015年に売り出した。
クリーニング店は顧客から衣類などを受け取る際、他と取り違えないよう番号などをプリントした小さなタグを取り付けてそのまま洗う。耐洗紙はパルプに湿潤を防ぐ薬剤を混ぜて作られていて、水にぬれても引っ張っても破れない。
共生社は耐洗紙を仕入れて、色落ちしない特殊なインクで番号を印刷し、ミシン目などの加工を施してタグに仕立てている。ただクリーニング業界は、洗濯機や衣料繊維の進化で需要が伸び悩んでおり、10年ほど前から多角化を模索する中で、幅広い世代が手にするメモ帳に目を付けた。
ユニーク文具を手掛ける東京のデザイナーと組み、縦長の手のひらサイズで、握りやすさを考えて左右を若干くびれさせた。表紙は鮮やかな色合いの水玉やしま模様を採り入れ、耐洗紙はメーカーに依頼してタグの半分の薄さにすいてもらった。
サインペンや鉛筆など、あらゆる筆記用具で書くことができ、油性ペンを使えば水にぬれても字がにじまない。ギフト用に国内はもちろん中国など海外でも人気を得た。
さらに槙野社長は、完成したメモ帳を趣味の登山時の記録に使ってみて、リュックサックの出し入れが面倒に感じたことから16年、市販の金具でぶら下げられるよう左上の角に穴を開けたタイプも発売した。
表紙のイラストは、鳥や浮輪などアウトドアを意識したデザインに。ダイビングやキャンプ用品店の関係者から「船の上でも使える」「大自然の中で感じたことを書き記したい」などの反響があり、新たなファンをつかんだ。
洗っても破れない特徴を逆手に取り、何度も洗って独特の風合いのデニムならぬ“ダメージメモ”に仕上げる人もいるという。
槙野社長は「アウトドアを楽しむ人が増えている。汗や突然の雨でぬれても安心で、いろんな使い方を考えて楽しんでもらえたら」と話している。
Sサイズは縦約11センチ、横約7センチで540円から。Lサイズは縦約13センチ、横約8センチで640円から。100ページ。同社ホームページなどで購入できる。同社TEL06・6488・2777
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