神戸市立小中学校、25~31日の夏季授業日を中止 9月1~3日は午前のみに

2021/08/24 05:30

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、神戸市教育委員会は23日、市立小中学校や特別支援学校の「夏季授業日」を中止すると発表した。 関連ニュース 一斉休校や分散登校は実施せず 兵庫県立校の新型コロナ対策方針 県下で一足早く、明石市の中学校が2学期始業式 若い世代の感染者増 迫られる予防対策 中学部活は原則休止、修学旅行も延期・中止 緊急事態宣言で神戸市

 夏季授業日は25~31日のうち3日間を、各校で設定する。市教委は、緊急事態宣言初日の20日にいったん「実施する」と保護者に周知したが、市内の感染状況などを踏まえて見直した。授業時数は余裕があり、振り替えはしないという。
 9月1日の始業式は予定通り実施するが、3日までは給食を提供しない。1日は2時間目までとし、感染リスクを避ける行動などについて指導する。2、3日は4時間目まで。週明けの6日以降は通常授業となる予定だが、感染状況に応じて変更する可能性もある。市立の幼稚園や高校も1~3日は午前中のみとする。
 市立学校園から報告のあった児童・生徒や教職員の感染者数は6月14人、7月59人と推移していたが、8月はお盆明けから急増し、20日時点で160人に上っている。家庭内感染が多いとみられる。(長谷部崇)

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