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校内放送で始業式のあいさつを聞く生徒たち=23日午前、明石市魚住町金ケ崎(撮影・坂井萌香)
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校内放送で始業式のあいさつを聞く生徒たち=23日午前、明石市魚住町金ケ崎(撮影・坂井萌香)

 兵庫県内の公立小中学校で最も早く、明石市の中学校13校が23日、2学期の始業式を行った。新型コロナウイルスの「第5波」では若い世代の感染者が増えており、緊急事態宣言下で細心の感染予防対策を迫られる新学期を迎えた。

 同市教育委員会によると、新学習指導要領への対応に加え、新型コロナの感染拡大や豪雨などによる臨時休校も想定し、授業時間を確保するため、一足早い始業式となった。

 同市魚住町金ケ崎の魚住東中学校では、校内放送で赤松弘一校長(58)が始業式のあいさつ。「いつ感染するか分からない状況に備え、手洗いやマスクの着用の徹底を。こんな時だからこそ人を思いやり、支え合う行動を」と呼び掛けた。

 換気のため、各教室の窓を開け放ち、夏休みの課題の提出に続き、2学期の目標をプリントに書き込んだ。3年生の女子生徒(15)は「夏休みは塾と家の往復だった。生活に制限はあるが、楽しめる最大限のことをやりたい」と話した。

 同校では、感染対策で体育館の利用を学年単位に制限。24日から始まる給食では机を対面にせず、生徒と向かい合う教諭の机には、アクリル板を置くなどするという。

 県は当面、学校の一斉休校はしない方針で、斎藤元彦知事は夏休み明けの学校運営について「通常通り始業することになるが、どう感染を防止するか、協議して示したい」としている。

 県内では、新学習指導要領への対応で授業時間を確保するため夏休みを短縮する市町が増えており、8月中に2学期の始業式を実施するのは姫路市や播磨町など18市町。県教育委員会のまとめによると、公立小中学校・義務教育学校473校で、県内全体の44%に達する。神戸市などは9月1日を予定している。(川崎恵莉子、古根川淳也)

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