コロナワクチンの予約支援「お助け隊」31日終了へ 神戸市

2021/08/29 05:30

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は、新型コロナウイルスのワクチン接種予約で、高齢者らのインターネットでの申し込みを手伝ってきた「お助け隊」の活動を、31日で終了すると発表した。 関連ニュース ワクチン予約「お助け隊」 一部会場で7月も配置 神戸市 「7分袖のワンピで大失敗」ワクチン接種した医療従事者が、アドバイスをまとめたイラストが話題 経験した副反応も紹介 子どもの感染拡大、第4波の3倍 重症化リスクは低いが、ワクチン接種は「勧めたい」

 4月以降、区役所や接種会場などに大学生ら約2千人を配置し、対応件数は13万件を超えた。ピークの5月には予約全体のうち約3割がお助け隊のサポートで申し込んだが、高齢者の多くが接種を済ませたため、8月は1%台となっていた。
 市は4月19日、75歳以上の市民約24万人に接種券を発送。ネット操作が不得手な人から電話予約が殺到すると見込み、翌20日からお助け隊を立ち上げた。コロナ禍でアルバイト収入が減った大学生らが登録し、区役所などで活動。当初は6月末までの予定だったが、需要の高さやワクチンの供給不足に伴う予約取り消しの混乱もあって、2度延長されていた。
 市が8月23日までに受けた予約約80万4千件のうち、お助け隊による手続きは約13万4千件(16・7%)。月別で最も割合が高かった5月の29・4%に対し、8月は1・6%(23日時点)にとどまっていた。
 9月以降、予約サイトからの申し込みが難しい人には、市のワクチン接種コールセンター(TEL078・277・3320)を案内する。(初鹿野俊)
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