阪神、オリックス、コベルコ… さんちか1、2番街に兵庫の3チーム

2022/04/21 05:30

阪神タイガース

 リニューアル工事に伴って閉鎖された神戸市中央区・三宮の地下街「さんちか」1、2番街に、兵庫県ゆかりのスポーツチームの巨大広告がお目見えした。プロ野球阪神タイガースにオリックス・バファローズ、そしてラグビーリーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズ。役目を終えたショーウインドーを再利用し、存在をアピールしている。(有島弘記) 関連ニュース 【写真】オリックス・バファローズ さんちか1、2番街、3年間の休業に 1日通行15万人 半数の店が撤退・廃業 三宮からまた一つ書店が消える 神戸阪急の紀伊國屋書店


 企画したのは、さんちかの管理運営会社「神戸地下街」。担当者は「どこへ観戦に行くにしても通る場所。地元のチームをクローズアップしたい」と、現在準備中のサッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸やサッカー女子「WEリーグ」のINAC神戸レオネッサを含め、掲出を呼び掛けた。
 掲げられているのは、阪神電車や神戸市営地下鉄などの6駅をつなぐエリア。多くのファンが甲子園球場(兵庫県西宮市)や、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)、ユニバー記念競技場(同市須磨区)へ向かう途中で広告を目にすることになる。
 阪神のメイン広告は、兵庫県出身コンビの近本光司外野手(淡路市出身)や坂本誠志郎捕手(養父市出身)を前面に打ち出す。
 オリックスは昨季、25年ぶりのパ・リーグ制覇に貢献した吉田正尚外野手らがバットを片手に「決め顔」を披露する。
 コベルコ神戸は、日本代表フルバック山中亮平選手を単体で起用したデザインも掲示。絵文字を駆使し、「この機会に私たちを覚えて下さい」と訴え掛ける。
 各チームにとって好立地での露出になるが、神戸地下街は「無償」と太っ腹だ。工事の進み具合によるが、掲出は9月までを予定している。

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