三木金物で削るふわふわかき氷 洋菓子店「フジキ」 理想の食感、5種のソースで満喫

2022/07/10 05:30

三木の金物を使ったかき氷=三木市大村1、三木山スイーツガーデン・フジキ

 洋菓子店「三木山スイーツガーデン・フジキ」(兵庫県三木市大村1)の店内カフェで、三木の金物を使った期間限定のかき氷「三木山かき氷 浮雲(うきぐも) 5つの滴」が今シーズンから販売されている。「金物のまち」特産の切れ味鋭い刃で削り出された氷は口どけがよく、5種類のソースをかけて楽しめる。9月8日まで。(小野萌海) 関連ニュース 甘さ控えめ、生クリームとイチゴのソース ケーキ屋さんの贅沢かき氷 かき氷マニアも早速パクッ 限定「虹くまかき氷」登場 丹波篠山の保養施設 「まるでフワフワの白い猫みたい!」人気のかき氷


 ケーキや焼き菓子が人気の同店では、夏に楽しめるカフェメニューとして、5年ほど前から構想し、今年初めて商品化した。
 かき氷のふわふわの食感は、氷を薄く削ることで生まれる。このため刃が重要で、同店が市内の金物事業者を探したところ、のみやかんななどを製作する「小山金属工業所」(三木市別所町巴)の刃にたどり着いた。
 刃の形状は縦約3センチ、横約10センチ、厚み約5ミリで、氷削り専用の商品。かき氷機に取り付けられ、パティシエが刃を立てたり、寝かせたりしながら角度を調整し、氷を削り出す。理想の食感に仕上げるため、氷を削る途中でも微調整を繰り返すという。
 かき氷はユズ、マンゴー、イチゴ、ミルク、抹茶の5種類のソースをかけて味を変化できるのが特徴。白玉団子やゆで小豆、フルーツも添えられており、最後まで飽きずに楽しめる。
 三木金物のかき氷が地場産業の活性化につながればとの思いも込められ、三木山スイーツガーデン・フジキを経営する「お菓子の木ふじき」代表取締役の藤木公雄さん(49)は「親しみやすいスイーツを入り口に、『金物のまち三木』を知ってもらえれば」とアピールする。
 1210円(税込み)で1日20皿限定。カフェは午後1~5時(同4時半ラストオーダー)。無休。三木山スイーツガーデン・フジキTEL0794・86・1230

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