北九州市若松区にある産地直送市場「海と大地」内に、「まるでフワフワの白い猫みたい」と人気急上昇中のかき氷を販売している店がある。赤瀬弘憲さん(33)、朱音(あかね)さん(25)兄妹が営んでいる「若松かき氷 白ねこ」だ。先日は地元テレビ番組でも取り上げられ、連日の猛暑もあって、ラストオーダーの午後4時半を待たずして販売終了になるほどの人気ぶりだ。
話題のかき氷は、全6種類あるかき氷の中のひとつで看板メニューの「白ねこ」。2017年5月から販売を開始した。ミルク氷を用い、スイカ、メロン、キーウイ、パイナップル、ブルーベリーなど季節のフルーツをごろっとトッピング。「こだわりは、九州産の新鮮な果物を使っていることと、切り置きをしていないこと。缶詰は一切使いません。瑞々しい旬のフルーツの味を楽しんでいただけたら」と朱音さん。
練乳のかかったミルク氷はフワフワで、口に含むと優しくとけていく食感がたまらない。「『氷がシャリシャリじゃなくて、フワフワなのでびっくり』と驚かれる方や、お孫さんを連れて週に何度も来られるお年寄りの方もいます」(朱音さん)と、子どもから高齢者まで幅広いファンがおり、中には山口県など遠方からわざわざ食べにやってくる人も。
実は、弘憲さんも朱音さんも大の猫好き。自宅では7匹の猫を飼っているそう。商品をプロデュースした弘憲さんは、「何も盛りつけていない氷だけの状態が、白猫の後ろ姿に似ているなとひらめいて『白ねこ』と名付けました。それと、白猫は幸運の象徴で、1日1回見ると幸せになれるというジンクスもあるそうなので、食べた方が幸せになってもらえたらと思って」とほほえむ。
ロゴマークの「氷」のテンのところが、猫の鈴になっているのも「かわいい」と好評だ。最近では、猫好きの人たちもよく訪れるという。同店は5月のゴールデンウィークから10月末ころまでの期間限定営業。毎日、かき氷の材料がなくなり次第、販売終了となる。北九州の新しい夏の風物詩、訪れる機会があれば味わってみては。
【店名】「若松かき氷 白ねこ」
【住所】福岡県北九州市若松区響町3-1-34 産地直送市場「海と大地」内
【営業時間】9:30~18:00(海と大地)、かき氷販売は11:00~16:30(ラストオーダー)、テイクアウト不可。かき氷の材料がなくなり次第販売終了。
(まいどなニュース特約・西松 宏)
あわせて読みたい
話題
-
愛媛のイチゴの味に衝撃…服飾会社を退職、1カ月後にスイーツ店開業も売り上げゼロの日 相次ぐ試練を乗り越え年2万人集める超人気店に
-
お祭りのリンゴ飴屋台 順番待ちの間に子どもが商品をガブリ! お金を払う前に食べてしまったら窃盗罪?【弁護士が解説】
-
もう無理!義実家の生活習慣 「バスタオルを家族全員で共有」「お墓参りで供えるのは葉っぱだけ」「ホールケーキを切らずにフォークで食べる」「鍋のしめは各自の器のスープを戻す」
-
退職を検討する理由1位は「給与・待遇面」 今の会社を辞めない理由の1位は?
-
高速道路で「あああ目的のICを行き過ぎた!」→バックやUターンはNG! JAFが対処法を伝授
-
夜勤の合間、医療用テープに一工夫 入院中の少女を笑顔にした看護師さん渾身のイラストが話題 「剥がしたあとも大切に持っていた」母も感動
-
「痛いワン!」ブラッシングの仕方、間違ってます「使うのは端っこだけ」意外な「正しいお手入れ方法」伝授
-
双極性障害の30代女性「マッチングアプリで出会った男性から告白されました」…疾患のこと、付き合う前に伝えるべき?【社会福祉士が解説】
-
「これが本当の災害時だったら」避難訓練で10階に取り残された車椅子の女性 誰が運ぶか決まっていなかった…個別避難計画の3つの落とし穴
-
歯槽膿漏だと思ったら「扁平上皮癌」だった 川に遺棄され救われた片目のサビ猫 やがて両目を失いながらも…家族に愛され共に過ごした18年