ササユリ初夏に彩り 1200株が開花 福崎・医王寺

2021/06/10 05:30

医王寺の境内に咲いたササユリ=福崎町高岡

 兵庫県福崎町高岡の医王寺で、ササユリが見頃を迎えている。淡いピンク色の花が楚々(そそ)と咲き、初夏の境内に彩りを添えている。 関連ニュース 「高値」の花…だけど人気は変わらず 「土用の丑」ウナギのかば焼き作りピーク たつのの土で大つぼ制作 伝統技法を現代風に 丹波焼作家今西さん、姫路で作品展 カフェ兼バー、読書スペース…閉園した幼稚園が住民の手で「第3の居場所」に生まれ変わった 宍粟

 松尾貫秀(かんしゅう)住職(78)によると、かつては同寺の周辺に多くのササユリが自生していたが、シカの食害などで激減。防護網を張るなどして株を保護し、300株に増えた2016年から一般公開している。密集している場所は少ないものの、現在は庫裏の北側や東側など4カ所で1200株ほどに増えている。
 松尾住職によると、今年は春先に暖かい日が続き、例年より2、3日早く花が咲き始めた。10日ごろが見頃で、木陰にある庫裏の北側では15日ごろまで楽しめそうという。
 「コロナで大変だが、里山に咲くササユリを見て安らぎを感じて」と松尾住職。医王寺TEL0790・22・4215
(吉本晃司)

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