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「あまり表面が光らないように仕上げた」と話す今西公彦さん=山陽百貨店
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「あまり表面が光らないように仕上げた」と話す今西公彦さん=山陽百貨店
たつの市揖西町土師の土で作った酒器などの作品
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たつの市揖西町土師の土で作った酒器などの作品

 丹波焼作家の今西公彦(まさひこ)さん(51)の作品をそろえた陶展「呼應(こおう)」が、兵庫県姫路市南町、山陽百貨店で開かれている。丹波焼の伝統技法を現代風にアレンジした作品や、たつの市の土を使ったつぼなど約60点が並ぶ。26日まで。

 丹波焼は、丹波篠山市今田町を中心とする地域が産地。丹波焼の長い歴史の中でも、今西さんは鎌倉期の作品に着目。「現代の目から見て、幽玄、寒々しいけどシャープというイメージを表現した」と話し、つぼや水指などを展示した。

 また、たつの市揖西町土師(はぜ)の土を使ったとっくりや大つぼなども展示。土師は陶器作りの職人が住んでいたことに由来する地名とされ、全国各地にある。今西さんは自ら山へ行き、土を採取するスタイルで作陶しており、土師の土を地元住民の紹介で初めて使った。「今後も土師の土に向き合い、作品にしていきたい」と話している。

 展示品は販売もしている。午前10時~午後7時(26日は同3時)。山陽百貨店TEL079・223・1231

(段 貴則)

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