JR赤穂線開業70周年 赤穂高生が記念ヘッドマークデザイン ステッカー配布には100人が行列

2021/12/15 05:30

記念ヘッドマークを披露する赤穂高校美術部員=JR播州赤穂駅

 JR赤穂線が12日に開業70周年を迎え、播州赤穂駅などで記念の催しが開かれた。赤穂高校の美術部員がデザインした記念ヘッドマークのステッカーも準備され、配布前から約100人が列をつくる人気ぶりだった。 関連ニュース 城下町、響き渡る勝どき 118回目の赤穂義士祭 高校生四十七士が練り歩き 高校生「四十七士」14日出陣 義士祭で赤穂城跡練り歩き コスプレ姿で城下町を散策 赤穂で初イベント開催

 赤穂線は1951年に相生-播州赤穂間で開業し、62年に相生-東岡山間が全通した。催しは市内6団体が「あこうdoまつり」として企画し、赤穂城跡武家屋敷公園との2会場で開催した。
 記念ヘッドマークをデザインした赤穂高1年の矢野優佳(ゆうか)さん(16)は「赤穂城跡の隅櫓(すみやぐら)や陣太鼓などで赤穂の魅力を表現した。訪れる人が一人でも増えてほしい」と望んだ。
 国鉄OBの男性(76)は赤穂幼稚園児だった70年前、ホームに並び、記念列車の蒸気機関車を日の丸の小旗を振って迎えた。その様子が写った卒園アルバムを持参し、「開業時と70周年の節目に立ち会え、うれしい。赤穂線の利用客増へ観光振興に役立ちたい」と話した。(坂本 勝)

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