神戸市初の新型肺炎感染者 「容体安定している」保健福祉局長会見一問一答

2020/03/03 13:09

新型コロナウイルスの感染者について説明する小原一徳保健福祉局長(右から2人目)ら=3日午後、神戸市中央区、神戸市役所(撮影・大森 武)

 神戸市は3日、同市在住の40代男性が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。同市の感染確認は初。保健福祉局の小原一徳局長らが同市役所で記者会見した。会見での主なやりとりは次の通り。(まとめ・初鹿野俊) 関連ニュース 新型肺炎、神戸市初の感染者 40代男性 マスク10万枚無料配布に5700人詰め掛け 集団感染のクルーズ船、下船した兵庫県内居住者は43人 発熱などの症状確認されず

 小原局長「本日、市内で1例目の新型感染症患者が発見された。濃厚接触者の把握に努めている。13時15分より、市長を本部長とする対策本部会議を開く。市民には、手洗いやうがい、咳エチケットをお願いし、発熱がある場合は外出を自粛していただきたい」
 「神戸市環境保健研究所の検査で陽性と判定された。それを受けて、主治医の先生にお伝えし、保健所に発生届が先ほど届けられた」
 -男性の職業は
 小原局長「まだ把握できていない」
 -居住区は
 小原局長「今のところ市内でとどめたい」
 -軽症か
 小原局長「詳細は分かりかねる」
 -二つの医療機関はいずれも市内か
 小原局長「そう聞いている」
 -男性の海外渡航歴は
 小原局長「本人への聞き取りができていないため把握できていない」
 -今後の聞き取りのスケジュールは
 伊地智昭浩・保健所担当局長「容体は安定しているとのことなので、本人から本日中に聞き取りたい」
 -入院している病院は感染症指定医療機関か
 小原局長「そうだ」
 -入院は、新型肺炎の疑いで入院したのか
 小原局長「主治医の判断がどうかは把握できていないが、発熱が続いていたことや、肺の所見があり、その疑いがあるということで検体を調べるに至った」

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