神戸市は3日、同市在住の40代男性が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。同市の感染確認は初。保健福祉局の小原一徳局長らが同市役所で記者会見した。会見での主なやりとりは次の通り。(まとめ・初鹿野俊)
小原局長「本日、市内で1例目の新型感染症患者が発見された。濃厚接触者の把握に努めている。13時15分より、市長を本部長とする対策本部会議を開く。市民には、手洗いやうがい、咳エチケットをお願いし、発熱がある場合は外出を自粛していただきたい」
「神戸市環境保健研究所の検査で陽性と判定された。それを受けて、主治医の先生にお伝えし、保健所に発生届が先ほど届けられた」
-男性の職業は
小原局長「まだ把握できていない」
-居住区は
小原局長「今のところ市内でとどめたい」
-軽症か
小原局長「詳細は分かりかねる」
-二つの医療機関はいずれも市内か
小原局長「そう聞いている」
-男性の海外渡航歴は
小原局長「本人への聞き取りができていないため把握できていない」
-今後の聞き取りのスケジュールは
伊地智昭浩・保健所担当局長「容体は安定しているとのことなので、本人から本日中に聞き取りたい」
-入院している病院は感染症指定医療機関か
小原局長「そうだ」
-入院は、新型肺炎の疑いで入院したのか
小原局長「主治医の判断がどうかは把握できていないが、発熱が続いていたことや、肺の所見があり、その疑いがあるということで検体を調べるに至った」