井戸知事、広範な休業要請に否定的「一律でやる余地ない」
2020/07/27 20:45
兵庫県の井戸敏三知事=20日午後、兵庫県庁
兵庫県の井戸敏三知事は27日、緊急事態宣言を受けて実施した休業要請について「(今後は)一律でやる余地はない」として、幅広い業種で再び実施することに否定的な考えを示した。
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井戸知事は、商業施設や学校などを含めた広範な休業要請に至らない理由を、「(県内の現状は)新型コロナウイルスの感染源がかなり絞られており、国などの方針にもない」と説明。「感染者の濃厚接触者を抑え込むのが現実的な対策」として、クラスター(感染者集団)源になった業種などに絞った規制を検討する意向を明らかにした。
府県境をまたぐ移動制限についても「移動自体が問題ではない。(感染リスクの高い場所など)どこを訪れるかが課題」と一律の往来自粛を否定した。(藤井伸哉)
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