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5期目の最後の1年について抱負を語る井戸敏三知事=兵庫県庁(撮影・藤井伸哉)
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5期目の最後の1年について抱負を語る井戸敏三知事=兵庫県庁(撮影・藤井伸哉)

 8月1日で就任から丸19年を迎える兵庫県の井戸敏三知事(74)は27日の定例会見で、5期目の任期が残り1年になることに「(新型コロナウイルスの)次なる波に備えた上で、兵庫の未来への道筋をしっかりつくっていきたい」と抱負を語った。来夏に予定される次期知事選への対応は「一生懸命、任期を全うするだけ」と述べ、言及を避けた。

 井戸知事は、前回の知事選で県政史上最多の5選を果たした。5期目のスタートと同時に歴代知事の在任期間の記録を更新し、昨年には19年目に入っていた。

 今後の主な課題として、新型コロナの感染防止に加え、打撃を受けた地域経済の回復や社会活動の活性化を強調。コロナ禍で浮き彫りとなった課題としては、情報化への対応や生産拠点の県内回帰、サプライチェーン(部品の調達・供給網)の強化などを挙げた。

 また、大都市のもろさや東京一極集中の弊害が改めて明らかになったと指摘。テレワークの可能性や、地域の強みを生かした取り組みを加速させるとした。

 5期目もあと1年を残すのみとなることには、ポストコロナ社会への提言や検討中の新たなビジョンに触れながら「次代の戦略やプロジェクトに仕立て上げ、兵庫の未来への道筋をしっかりつくる必要がある」と述べた。(井関 徹)

 

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