野口さん宇宙へ 母校の後輩ら、発射見守り拍手 太子
2020/11/16 13:20
「野口さん頑張れ」と宇宙での活動にエールを送る斑鳩小の6年生=16日午前、兵庫県太子町鵤
米スペースXは15日午後7時27分(日本時間16日午前9時27分)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士(55)ら4人が乗る新型宇宙船クルードラゴンを、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。機体は約12分後、国際宇宙ステーションに向かう軌道に投入され、打ち上げは成功した。
関連ニュース
マンダムの汗拭きシート、若田さんと宇宙へ エタノール未使用で清涼感 兵庫・福崎で製造
フジッコの惣菜3品「宇宙日本食」に認証 兵庫の企業初 宇宙滞在の若田さんに「家庭の味」
加古川市立少年自然の家がISSの撮影に成功
宇宙飛行士の野口聡一さんが3歳から小学5年生まで暮らした兵庫県太子町では、母校・斑鳩小学校の6年生や町職員ら約100人が町立文化会館「あすかホール」に集まり、インターネット中継で打ち上げの様子を見守った。
会場では、服部千秋町長が「野口さんは『宇宙飛行士になりたい』と小1で作文に書き、夢をかなえた」と紹介した。野口さんがその後通った神奈川県茅ケ崎市の浜須賀小ともオンラインで接続し、発射の瞬間をそろって見守った。
順調な飛行が伝えられると、子どもらはほっとした表情で一斉に拍手。合図に合わせて「野口さん頑張れ」と拳を突き出してエールを送った。
斑鳩小の児童(12)は「宇宙に行くのは怖そうだけど、勇気があってすごい。無事に帰ってきてほしい」と話していた。(直江 純)