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地上から姿を捉えた国際宇宙ステーション(加古川市立少年自然の家提供)
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地上から姿を捉えた国際宇宙ステーション(加古川市立少年自然の家提供)

 地上から約400キロを周回し、宇宙飛行士の野口聡一さん(55)が長期滞在している国際宇宙ステーション(ISS)の鮮明な姿の撮影に、兵庫県加古川市立少年自然の家(同市東神吉町天下原)の天体観測指導員、福田豪一(ひでかず)さん(35)が成功した。特徴的な形の太陽電池の設備や、ISSにドッキングした米宇宙船「クルードラゴン」も判別できる。

 今月9日、福田さんは同施設の観測室の屋根を開けて天体写真を撮影中、この日にISSが同市上空を通ることを思い出した。「天頂付近は空気が薄い。地上からでも姿が分かるかもしれない」と、望遠鏡にカメラを装着して待ち構えた。

 ISSは秒速約8キロで飛行し、わずか90分で地球を1周。午後6時ごろ、あらかじめ角度を合わせていたカメラのシャッターを切った。撮影した約20枚のうち1枚を拡大すると、日本実験棟「きぼう」も見えるほどくっきり写っていた。

 福田さんは「宇宙には野口さんがいるし、冬は星もきれいに見える。写真が夜空を見上げるきっかけになればうれしい」と話す。

 同施設のホームページでも公開されている。少年自然の家TEL079・432・5177

(門田晋一)

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