県内初の新規感染100人超 知事「あす18日会議で対応協議」

2020/11/17 15:55

新型コロナウイルスの1日の感染者数が100人を超えたことについて話す井戸敏三知事=17日午後、兵庫県庁(撮影・後藤亮平)

 兵庫県内の1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者が最多の107人となった17日、井戸敏三知事が午後3時からの定例会見で、現状などについて見解を述べた。要旨は次の通り。 関連ニュース 【速報】兵庫県で初めて新規感染者100人超え 新型コロナ、17日 新規感染、初の100人超 井戸知事「現時点で医療崩壊の心配ない」 【速報】神戸市で新たに43人感染 10月24日と並び過去最多

 こういう状況なので、あす新型コロナの対策協議会を開き、新型コロナ感染症対策本部会議も開催する。どんな対応ができるのか非常に難しいが、一つは「Go To イート」について、4人以下単位の運用が農水省の方針なので、県としての対応を検討したい。
 「Go To イート」だけではなく、レストランや飲食店などの協力も得て、8人席は半分に割って、パーティションをきちっとするなどして、4人単位の仕切りをつくってくださいということ。そういう協力はさらに求めていけるようにしたい。具体的には本部会議で相談したい。
 クラスターになりがちな病院、高齢者施設などについては、すでに個別に通知を出している。大学を含め、効果が出るまでにはタイムラグがあるが、さらに徹底してもらわないといけないかもしれない。
 国は社会的規制をする場合、地方創生臨時交付金の財源を少し用意している。兵庫の場合、感染源になっているエリアが絞り込まれているわけではないので、全県一律で一定の社会的規制をかけることには慎重であるべきだ。やるならターゲットをきちっと絞り、対策を勘案する必要がある。兵庫は、まだそういう状況にはなっていない。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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