兵庫県内の1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者が最多の107人となった17日、井戸敏三知事が午後3時からの定例会見で、現状などについて見解を述べた。要旨は次の通り。
こういう状況なので、あす新型コロナの対策協議会を開き、新型コロナ感染症対策本部会議も開催する。どんな対応ができるのか非常に難しいが、一つは「Go To イート」について、4人以下単位の運用が農水省の方針なので、県としての対応を検討したい。
「Go To イート」だけではなく、レストランや飲食店などの協力も得て、8人席は半分に割って、パーティションをきちっとするなどして、4人単位の仕切りをつくってくださいということ。そういう協力はさらに求めていけるようにしたい。具体的には本部会議で相談したい。
クラスターになりがちな病院、高齢者施設などについては、すでに個別に通知を出している。大学を含め、効果が出るまでにはタイムラグがあるが、さらに徹底してもらわないといけないかもしれない。
国は社会的規制をする場合、地方創生臨時交付金の財源を少し用意している。兵庫の場合、感染源になっているエリアが絞り込まれているわけではないので、全県一律で一定の社会的規制をかけることには慎重であるべきだ。やるならターゲットをきちっと絞り、対策を勘案する必要がある。兵庫は、まだそういう状況にはなっていない。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況