兵庫県内の1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者が最多の107人となった17日、井戸敏三知事が午後3時からの定例会見で、現状などについて見解を述べた。要旨は次の通り。
今日になった途端、陽性者が107人となり、最大数で、しかも100人をオーバーする状況になってしまった。
(県所管分では)やはり濃厚接触者や関係者が半数以上を占めている。関係者は家族や職場といった従来のクラスター(感染者集団)の関係者が見受けられる。その意味で、一般的な「市中感染」が進んでいる状況ではないのではないか。神戸などの状況も把握し、対応を進める必要がある。
入院者数は、宿泊療養を含めて408人になっている。ただ、重症者は17人。われわれとしては、十分対応力があると考えている。そのような意味で、現時点で医療崩壊などの心配はないと思っている。
年齢別の患者動向は、従来と大きな差はなく、30代以下が約半分、60代以上が25%で4分の1。基本的なパターンは変わっていない。やはり感染源となっているのは、若い人が中心ではないか。重症者が少ないというのも、そういう要因がありそうだ。
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