宣言の解除要請 井戸知事「足並みそろえるのが原則」

2021/02/06 20:02

井戸敏三知事=12月30日、兵庫県庁

 兵庫県の井戸敏三知事は6日、大阪府が設定した緊急事態宣言の解除要請基準が8日にも達成される見込みとなる中、「来週に(要請できる)という状況では全くない」との考えを示し、兵庫、大阪、京都の3府県は「足並みをそろえるのが原則だ」と強調した。 関連ニュース 兵庫県知事「時短営業措置の一部解除考えてない」 緊急宣言延長で協力呼び掛け 井戸氏の任期残り半年 夏の知事選定まらぬ構図 政府、まん延防止措置へ移行検討 緊急事態解除後、対処方針改定へ

 井戸知事は、オンラインで開かれた全国知事会の会合後に県庁で取材に応じ、兵庫県が解除を要請する考え方として「(7日連続で)重症病床使用率が50%以下になること、1週間の新規感染者数が10万人当たり10人を下回ることの二つが必要条件」と述べた。
 一方、井戸知事は6日の知事会会合で、回復後も入院管理が必要な患者を受け入れた医療機関や、自宅療養者の往診などをする医療従事者に対する充実した補償や支援の制度化を国に求めた。(谷川直生)
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