県知事選立候補表明の金沢氏「もう一度県の仕事したい」
2021/03/25 20:02
花束を手に大きな拍手で送り出される金沢和夫氏=兵庫県庁
兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)に立候補するため、副知事を辞職した金沢和夫氏(64)の退任式が25日、県庁(神戸市中央区)の中庭であった。職員約800人が見送りに立つ中、金沢氏は「みなさんと一緒に、もう一度県の仕事をしたい」と意欲を示した。
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金沢氏はあいさつで、「コロナとの戦いの中で県庁を離れるのは心苦しい」と吐露する一方、「ポストコロナに向け、兵庫は多様性や共生の精神などで日本をリードできる。身を削って頑張りたい」と訴えた。
井戸敏三知事(75)は「リーマン・ショック後の財政再建などに手腕を発揮していただいた」と感謝し、「大きな志を実現されることを期待したい」とエールを送った。
金沢氏は、職員の代表者から花束を受け取った後、大きな拍手を受けて県庁を後にした。(藤井伸哉)