兵庫県内4市の飲食店時短、4月21日まで延長へ 対象区域拡大も検討

2021/03/26 20:30

飲食店への時短要請延長について取材に応じる井戸敏三知事=26日夕、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)

 兵庫県の井戸敏三知事は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内4市(神戸、尼崎、西宮、芦屋市)の飲食店への営業時間短縮要請を、4月21日まで延長する方針を示した。感染状況を見極めながら、対象区域の拡大を検討。3月29日に対策本部会議を開き、対応を決める。 関連ニュース 「隣の地域に常連流れないか…」 飲食店時短「境界線」の店ひやひや 時短営業への協力金支給、まだ3割 書類不備で審査停滞 兵庫県内 変異株急増の神戸市、独自でウイルス解析可能に

 26日の県内の新規感染者数は116人となり、3日連続で100人以上に。井戸知事は取材に「放置できる状況にない」と危機感を示した。時短要請区域は現在の4市を原則としつつ、28日の感染者数が明石市などで全国平均を上回れば、エリア拡大を検討する。
 県は31日まで神戸など4市限定で、午後9時までの営業や同8時半までの酒類提供を求め、1日当たり1店舗4万円の協力金を支給。井戸知事は、時短の時間帯や協力金について、現状を維持する考えも明らかにした。(藤井伸哉)

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