淡路の巨大観音像、来月から解体 高さ100メートル、完了は23年2月
2021/05/21 22:55
6月から解体工事が始まることになった「世界平和大観音像」=2020年6月、淡路市釜口(小型無人機で撮影)
財務省近畿財務局は21日、淡路島にある高さ約100メートルの「世界平和大観音像(通称)」の解体工事を6月から始めると発表した。所有者がおらず国の所有となっていたが、老朽化で壁の一部が落下するなど危険性が高まっていた。完了は2023年2月ごろとしている。
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大阪市の建設会社が落札した。契約金額は8億8千万円。6月中旬から工事を始め9月ごろに本体の撤去工事に入る。約1万9千平方メートルの土地については解体後、地元自治体などに取得する意向がなければ、入札で売却する。観音像は1982年に淡路市の海を望む高台に建てられ、観光スポットとして知られていた。