ノエビアスタジアムで大規模接種始まる 神戸で2カ所目

2021/05/31 12:17

予診票チェックブースの前で待機する高齢者ら=31日午前、神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(撮影・長嶺麻子)

 新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が31日午前、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で始まった。同市で2カ所目の大規模集団接種会場で、集団接種では全国初とみられるオンライン予診を導入した。初日は予約した高齢者約千人が接種を受ける予定。 関連ニュース 神戸、同じ女性にワクチン1日2度接種 充てん済の注射器1本、盗難か ひとり親世帯「食事回数、肉や魚減らす」 3割「コロナで食生活悪化」 神戸市調査 無料弁当「学生さん、毎日でもどうぞ」 神戸のバー店主

 同市は、集団接種や個別接種のほかに大規模接種会場を開設。神戸ハーバーランドセンタービル(同市中央区)でも25日に接種が始まった。同スタジアムでは接種回数を段階的に増やし、7月下旬には1日当たり5千人の接種を目指す。
 会場は、普段、観客が立ち入れないメインスタンドの1階部分に開設。この日は午前9時ごろから予約した人々が訪れ、午前10時に受け付けが始まった。
 接種前のオンライン予診では、福岡県の医師がパソコン画面で予診票を確認し、疾患の状態などを質問。予診を終えた人は看護師にワクチンを注射してもらい、安心した表情を見せた。
 最初に会場に着いた同市東灘区の女性(71)は「いまできるのはワクチンを打って若い世代を助けること。少しでも早い方がいいと思って大規模接種を予約した」と話した。(高田康夫、丸山桃奈)

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