自民党兵庫県連 新知事・斎藤氏の対立候補支援の県議1人処分、16人厳重注意へ
2021/08/02 15:30
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
自民党兵庫県連は2日午前、党紀委員会を開き、知事選で党の方針に反発して対立候補を支援した山本敏信県議(75)=兵庫県高砂市選出=を1年間の役職停止処分にする方針を決めた。関係者によると、ほかに県議16人を厳重注意とする見通し。
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知事選では、候補擁立を巡り、自民県連が分裂。党本部は、当選した斎藤元彦氏(43)を推薦したが、県議会最大会派・自民の県議らは対立候補の前副知事を支援した。
山本氏は、対立候補の選挙対策本部に入り、選挙戦を主導。党紀委員会はほかの県議らよりも責任は重いと判断した。厳重注意とされる県議は、対立候補と一緒に写ったポスターを掲示したり、応援演説に駆け付けたりしたという。
自民の地元国会議員らが党規違反が続いているとして、党紀委員会の開催を求めていた。(紺野大樹)
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