百貨店が入店制限へ 神戸阪急、買い物客がピーク時の50%超で 大丸も上限設定

2021/08/17 20:00

神戸阪急=神戸市中央区小野柄通8

 兵庫県が17日、百貨店などの大型商業施設に入場制限を要請することを決め、県内の百貨店も対応の準備に入った。大阪の一部店舗でクラスター(感染者集団)が発生したこともあり、一定の要件で客の流入を抑える。 関連ニュース マスク非着用は飲食店入れず 4回目の緊急事態宣言、兵庫県が独自策 テレワークで出勤者7割削減を 迫る「千人台」に表情こわばらせ 斎藤知事、マスク徹底「店から丁寧にお願いしてもらう」 エイチ・ツー・オー、神戸阪急など改装に100億円投資 万代と提携、食品強化

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは、神戸阪急で館内の人数がピーク時の50%を超えれば、来店客の入場を制限する。地下食品売り場の滞留が多く、基準値に達すれば地下の出入口を出口専用とし、入館は地上1階に限る。
 県内店舗で入場制限を決めたのは神戸阪急のみ。H2Oは阪急、阪神の両梅田本店でのクラスター発生を受け、主要店舗での実施を決めていた。
 一方、大丸は神戸、芦屋、須磨の各店も入館者数の上限を定めて、人数などの表示モニターを設ける計画。山陽百貨店(姫路市)と加古川ヤマトヤシキは現時点で未定だが、「自治体の要請を踏まえて対応したい」としている。(大盛周平、赤松沙和)
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ