阪神高速神戸線 一部区間で22年春ごろ終日通行止めへ

2021/10/28 20:03

大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部の工事状況について報告する吉田光市社長=大阪市北区

 阪神高速道路会社は、神戸線摩耶-芦屋間(約10・3キロ)について、2022年春ごろに終日通行止めのリニューアル工事を実施する方針を固めた。このほど、吉田光市社長が定例会見で明らかにした。 関連ニュース 阪神高速湾岸線の西伸部 海上長大橋の形式決まる ETC、カード情報読み取れず最大料金請求 兵庫・第二神明道路で誤徴収600件 高速道路の渋滞なぜ起こる?…知っておきたい「サグ部渋滞」のメカニズム

 同区間は、終日通行止めにした08年の前回工事から10年以上が経過。大型車の通行量が多く、舗装の損傷などが目立つという。工事計画では、強度の高いコンクリート舗装や高性能の防水対策などを施す。工事の詳細が決まり次第、公表する。
 会見では、大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部の工事状況についても報告。海上に架けられる長大橋の基礎構造について、耐震、耐風、景観などの観点から検討を進めているとし、「(長大橋は)世界的なランドマークになる。橋が地域活性化にどういう貢献ができるのか検討したい」と述べた。(石沢菜々子)

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