姫路お城まつり2年ぶり開催 大名行列を初めて再現「城が大きく見えた」
2021/11/06 20:32
時代考証に基づいて衣装や調度品を復元し、初めて再現された「姫路大名行列」=6日午後、姫路市本町
「第71回姫路お城まつり」が6日、世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市本町)三の丸広場で始まった。新型コロナウイルス禍で2年ぶりに時期を移して開催。姫路藩の大名行列が初めて再現され、和太鼓が響く中、厳かに歩みを進めた。
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お城まつりは姫路城を戦後復興のシンボルとした祭典で、1948年に開始。例年5月に開いてきたが、昨年は東京五輪が予定されていたため11月開催としたが中止に。2年ぶりとなったこの日は、感染対策で入場規制した広場でパレードやステージを繰り広げた。
大名行列は、姫路藩7代藩主・酒井忠顕が上京する様子を描いた絵図などを基に再現。姫路市が復元した衣装や調度品約900点を使い、応募した市民ら88人が編成した6隊が行進した。藩主を演じた小学校教員の小野大介さん(49)は「見慣れたお城がいつもより大きく見えた」と大天守を見上げた。(大山伸一郎)