車いすテニス・上地選手の活躍を漫画に リオ→東京 5年間の軌跡や熱闘つづる

2022/01/28 13:35

上地結衣選手

 東京パラリンピックの車いすテニスで、日本女子初の銀メダルを獲得した上地結衣選手(27)=兵庫県明石市出身=の活躍が、漫画になった。前回2016年リオデジャネイロ大会から5年間の軌跡や、東京パラでの熱闘がつづられている。 関連ニュース 車いすテニス女子単 上地「銀」 強い自立心で成長 上地、大谷組が銅メダル 車いすテニス女子ダブルス 種目初メダル 上地結衣「私が他の国の選手だったら満足していた」 国枝の「金」思い吐露

 光風治さん原作、蒼木雅彦さん作画の「カミジ!~上地結衣(車いすテニス)STORY~」(集英社)。パラスポーツを題材にした雑誌「パラリンピックジャンプ」での連載を加筆修正して単行本化された。
 クライマックスは宿敵のディーデ・デフロート選手(オランダ)と対戦した東京パラの決勝。上地選手が驚異的な粘りを発揮して6度のマッチポイントをしのいだ場面や、敗れた直後の心情が紹介され、胸に迫る。
 幼少期からの写真や母芳美さんのコメントなども収録。上地選手は「車いすテニスやパラスポーツを知ってもらえるきっかけになればうれしい。ぜひ次はテニスコートでお会いしましょう」などと巻末にメッセージを寄せている。(山本哲志)

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