「感染不安で登校できない」児童生徒が急増 前週比2倍、1月末で2790人 神戸
2022/02/04 20:45
学校教室(maroke/stock.adobe.com)
新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、感染不安などを理由に登校・登園できない神戸市立学校園の児童生徒が1月31日時点で計2790人に上った。同市教育委員会が4日、発表した。全体の2・4%に当たり、1週間前と比べて約2倍に急増した。
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内訳は、幼稚園=49人▽小学校=1617人▽中学校=980人▽特別支援学校=23人▽高等学校・高専=121人。前週から中学校は約4倍になり、740人増。小学校も663人増えて約1・6倍になった。
同市教委の担当者は「市立学校園で学級閉鎖が増えている。その影響で不安を抱える児童生徒が増えたのかもしれない」とみる。
市教委は、そうした児童生徒について、授業中の板書や教員の説明をライブ配信するなどオンラインで学習を支援。さらに、濃厚接触者になったり、感染不安で登校できなかったりする場合、学校の判断で、課題の提出やライブ授業への参加、登校再開後の小テストなどを通じて適切な学習状況が把握できれば出席扱いにするという。
また、兵庫県教委も県内の市町を対象に、感染不安などを理由に登校できない児童生徒の状況を調査している。(綱嶋葉名、古根川淳也)
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