まん延防止措置「20日の解除困難」 兵庫の斎藤知事、3連休明け以降に判断

2022/02/10 19:25

斎藤元彦知事

 兵庫県の斎藤元彦知事は10日、県内全域で適用している新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置について「(期限となる)20日での解除は困難」との見方を示した。延長を要請する場合は大阪、京都府と足並みをそろえ、3連休明け以降に判断するという。 関連ニュース 【詳報】兵庫で新たに6577人感染 入院患者数とともに過去最多を更新 【速報】神戸で2085人感染 4日連続で前週下回る 新型コロナ 「みなし陽性」導入、県全域で 患者累計2千人超える

 また、緊急事態宣言要請の必要性は「感染状況を見極めて判断する必要がある」と述べるにとどめた。
 県内では1月27日から重点措置が全域で適用された。飲食店に営業時間短縮や酒類提供の一部制限などを求めている。県内では10日、新規感染者数が6577人に上り、過去最多を更新。病床使用率は75・6%に達した。
 斎藤知事はこの日の定例会見で「感染者数や病床使用率が高止まりを続ければ(重点措置の)解除は困難。延長を軸に対応を検討することになる」と言及。過去の重点措置が病床使用率20%前後の段階で解除されてきた傾向などを踏まえた。(金 旻革)
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