夜更けまで、店に明かりも「また繰り返すのでは」不安は消えず まん延防止解除初日
2022/03/22 22:36
まん延防止等重点措置が解除され、夜遅くまで明かりがともる飲食店街。=22日午後9時47分、神戸市中央区北長狭通1(撮影・坂井萌香)
兵庫県などに出されていた新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が22日、全面解除された。県内全域の飲食店などに対する営業規制はなくなったが、県は引き続き少人数・短時間の会食などを呼び掛けており、店主らにとっては気の抜けない日々が続く。
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今回の措置期間は、1月27日から2度延長され、計54日間に及んだ。22日以降も県は独自に、会食は1テーブル4人以下で2時間程度以内などとするよう要請している。
神戸・三宮や元町周辺では午後9時を過ぎても飲食店に明かりがともされた。県庁近くの「鉄板ダイニング月や」は、この日から午後11時(日曜午後10時)までの営業に。店主の望月英治さん(34)は「久しぶりにちゃんと営業ができてほっとしている。ただ、またすぐに繰り返されるのではないかという不安も大きい」と語った。(大田将之)
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