新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が、兵庫県も21日の期限で全面解除された。だが、県内ではいまだ1日に千人前後の新規感染者が確認され、家庭内感染も相次ぐ。感染力の強い変異株には対応の限界も露呈した。「日常」を取り戻す中、どこまで対策すべきか、悩みは尽きない。
「まさかこれほど感染力が強いとは」。2月上旬に感染が判明した明石市の男性(39)は振り返る。
ワクチンは2回接種していたが、喉の違和感に続き40度近く発熱。自宅の別室で隔離生活を始め、食事は紙皿と紙コップを使った。食後は容器を捨て、お盆はアルコールで除菌して返した。ずっとマスクを着け、トイレは家族と分け、風呂も入らずに過ごした。
それでも6日目、妻が倦怠感を訴え、陽性に。男性はせきなどの症状が残っていたが、6歳と3歳の子どもの面倒をみる人は誰もいない。マスクや消毒をして世話をしたが、数日後、相次いで発熱した。
県によると、第6波の家庭内感染(3月20日まで)は感染経路判明分の58・8%を占め、直近1週間は68・8%に及ぶ。10歳未満の累計患者数も3万7千人を超えた。学校や保育園の学級閉鎖や休園もピーク時ほどではないが、保護者が仕事を休まざるを得ない状況が続く。
家族全員が感染し3週間、会社を休んだ神戸市内の女性(41)は、春の歓送迎会やお花見シーズンを控え、「ホッとする半面、すぐまた逆戻りするのでは」と浮かない表情だ。
感染症に詳しい関西福祉大の勝田吉彰教授は、別の変異株が流行する可能性も念頭に「再拡大防止策の一つはワクチン接種率のアップ」と強調。一方で、社会経済活動の維持も見据え、「高齢者ら重症化リスクが高い人との接触をいかに少なくできるかが鍵。その対応を軸に、濃厚接触の扱いや自宅待機期間などを柔軟にしていく必要がある」と話す。(広畑千春、堀内達成)
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