名物巻きずし店、営業再開へ コロナで休業中の「応援」に感謝、先着プレゼントも実施 多可町
2022/03/31 17:35
再開初日に振る舞われる天船巻きずしと卵6個、油揚げのセット=多可町八千代区中村
従業員が新型コロナウイルスに相次いで感染し、営業を一時休止していた農産物加工販売所「マイスター工房八千代」(兵庫県多可町八千代区中村)が4月3日から営業を再開する。初日は休業中に寄せられた応援への感謝を込め、名物の「天船巻きずし」などを先着約600人に無料でプレゼントする。
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同巻きずしは全国的な知名度を誇る。節分の日には1日で約1万4千本を売り上げるが、今年は1月下旬から従業員の感染が相次ぎ、施設長の藤原たか子さん(75)も陽性となり、1月28日から休業していた。
従業員は全員が回復したが、兵庫県内にまん延防止等重点措置が適用されていたため休業を継続。3月21日の同措置解除を受け、約2カ月ぶりの再開を決めた。
3日は午前9時にオープンし、巻きずしと卵6個、油揚げのセットを来場者に振る舞う。藤原さんは「(書き入れ時の休業で)損をしたついでの大盤振る舞い。これから頑張って休んだ分を挽回したい」と腕を鳴らす。(伊田雄馬)