旅先の安全確保、徹底を　連休前に旅行・関係団体に要請　知床半島沖事故受け、兵庫県

　北海道・知床半島沖の観光船遭難事故を受け、兵庫県は２７日、県内の旅行事業者２９０社と観光関係５３団体に対し、旅行実施時は気候を含めて現地の状況を十分に踏まえるなど、安全確保を徹底するよう文書で注意喚起した。 関連ニュース 遊覧船事業者「改めて意識徹底を」　知床半島沖事故受け、兵庫でも安全対策再確認 神戸運輸監理部が兵庫県内の遊覧船事業者に緊急の安全点検　北海道知床沖・観光船事故

　事件や事故、災害が発生した際の対応や、警察などへの連絡体制の確認も求めた。
　斎藤元彦知事は「旅行実施のリスクが高い場合は計画の見合わせも必要」と強調。遭難した観光船には兵庫県在住者も乗っており「北海道庁や関係機関と連携し、必要な支援をしていきたい」と話した。（田中陽一）